特別に製作された医療用ピンが装着されている状態
顔の輪郭手術は、不均衡に突出した頬骨や角ばった顎を骨切りし、再配置する方法で行われます。手術を行う際、適切な骨癒合を促進するために特別に製作された医療用ピンを取り付けます。
患者様によっては、輪郭手術で使用したピンの除去をご希望される場合もあります。その場合は…、お顔のピンを取り除く手術がピン除去手術です。
専門医のノウハウ
最小切開
必要な部分のみ除去
輪郭整形後に行われるピン除去手術がどのように進行するのか、動画でご確認ください。
頬骨や顎などの輪郭手術後、ご本人のご希望に合わせた部位のピン除去が可能です。
徹底した感染管理とアフターケアにより安全性を高めました。
豊富な輪郭手術の経験を基に熟練した手術進行が可能です。
精密な切開により最小限の負担でピン除去を行います。
Plates and screws removal
ピン除去をお考えで計画している場合は、12ヶ月前後、遅くとも24ヶ月以内に行うのが最適です。
STEP 01
ピン除去を行う部位を最小限に切開します。
STEP 02
除去するピンとプレートがある部位まで丁寧に剥離します。
STEP 03
ピンとプレートを慎重に取り除きます。
STEP 04
切開した部位を丁寧に縫合して仕上げます。
口腔内切開またはもみあげ部分の切開を行い、固定ピンを除去することで傷跡への不安や心配を軽減しています。剥離範囲が広がらず、局所部分のみの手術となるため、回復が早いのが特徴です。
Contouring Pin Removal Surgery Info
手術時間
30分〜1時間
麻酔方法
全身麻酔または睡眠麻酔
入院治療
当日退院可能
来院治療
1 – 2回(抜糸1 – 2回)
回復期間
1日後から日常生活可能
Recommended target
手術に関してお悩みの方は、 お気軽にお問い合わせください!
01
レントゲン撮影やCT撮影時にピンが映るのが気になる方
02
顔に異物が残るのが嫌な方
03
輪郭手術の痕跡を消したい方
04
手術したことを知られたくない方
スクリューを除去することに決まったルールはありません。ただし、手術から長期間経過するとスクリューやプレートの上に骨が沈着して覆われるため、その場合は除去が難しくなることがあります。骨がしっかりと固定された後、スクリュー(プレート)に骨の沈着や二次的な変化が起こる前の適切な時期に除去するのが最善です。除去を希望される方は手術後6ヶ月以降から可能ですが、当院では1年前後を推奨しています。
一般的に骨縮小術を行うと骨格が小さくなる分、皮膚や肉もそれに合わせて縮小されます。この縮小にかかる時間(回復期間)や程度は個人差があります。頬骨が大きく発達していて切除する骨の量が多い場合や、すでに皮膚のたるみがある場合には異なることがありますが、頬骨縮小だけで必ずたるみが生じるとは言い切れません。診察時にある程度予測が可能なため、現在の状況に合わせて手術計画を立てるのが望ましいです。当院では診察時にたるみが予測される場合、リフトアップと併用して手術を行うコンビプランを実施することもあります。
輪郭整形後の歯列矯正は、手術後約1ヶ月以降から無理なく可能です。手術後約1ヶ月間は回復過程にあるため、口を大きく開けたり噛む行為が手術前とは異なり不便に感じることがあるので注意が必要です。また、骨切りや骨縮小などの手術と同時に歯列矯正を行うケースもあるため、手術部位がしっかりと癒着した後に進めることができます。そのため、口を大きく開けることが自然でない方や歯列矯正を検討している方は、約1ヶ月間の回復過程を経て、個人によって回復の度合いが異なるため、現在の状態で矯正が可能か歯科専門医と正確に相談する必要があります。
頬骨手術の際に注意すべき神経が一つあります。前頬骨と唇、歯茎の感覚を司る下歯槽神経です。骨と骨を移動させる際に、その部分が圧迫されることがあります。その場合、骨の部分の感覚が少し鈍くなることがあります。ほとんどの場合、手術後に神経が切断されたり損傷したりしない限り、時間の経過とともに感覚は回復するため、心配する必要はありません。